人間が虫を嫌う理由
人はどうして虫を嫌ってしまうのか
よく家の中でゴキブリやムカデ、クモなど、虫を見つけると発狂してパニックになるような人がいます。逆に落ち着いてなんとも思わない人も少数ですがいます。
ここで、そもそもどうして人は虫を嫌がるのか疑問だったので考えてみました。
嫌いな理由その1.「慣れてない」
まず私が最初に思ったのは、「慣れ」。普段あまり目にしない生き物がゆえに、その生き物の生態を良く知らないため、怖い という気持ちになってしまうからではないか。しかし、これはよく考えてみると違う気がします。もし慣れて平気になるのであれば、家の中によく現れるゴキブリやクモだって平気になるはずです。
また、小さい頃はよくカブトムシを捕まえに行ったり、その辺にいる虫をみつけて捕まえていた人も男性なら少なくないのではないでしょうか。しかし、だんだん大人になるにつれて、虫が苦手になっていく……事実私もその一人です。ですので「慣れてないから」というのは違う。
嫌いな理由その2.「周囲からの刷り込み」
もともとはそれほど虫を怖いと思っていないのに、小さい頃から周りの大人が、虫が出ただけで発狂している様子を見て育ってきたため、潜在意識に「虫は怖いもの」と刷り込まれている可能性が高いです。以前、テレビ番組で北海道民にゴキブリを見せて反応を見るというのがありました。その結果、北海道民はゴキブリを全く恐れないということがわかりました。
これは、ゴキブリがいない北海道ではそもそも周りの人がゴキブリを見ないため、周りの影響がないのだと思います。
嫌いな理由その3.「遺伝子レベルで危険だと思う」
これはつまり本能です。虫の中には毒を持つ種類もたくさんいる、噛みつかれたら危険だ、という予測をして、よくわからない生き物には近づかないほうがいい、という防衛本能が働き、怖いという感情になるのではないかと思いました。
ちなみに余談ですが、よく黒板を爪でひっかく音が嫌いな人いますよね?というか、かなり多いと思います。あの音を不快に思う理由は諸説あるらしいですが、あれはずっと昔、人間がまだ猿だった頃、天敵が近くに来た時に、仲間に危険を知らせる叫び声が、あの黒板をひっかく音に近いからではないかという説が有力だそうです。
つまり、遺伝子レベルで危険を察知する音だというわけです。
以上が本当の理由は定かではありませんが、自分なりに考えてみた結果です。本当の理由がわかる人がいたらぜひ教えてください。
以上、「人が虫を嫌う理由」でした。