税理士はなくなる仕事?
税理士はなくなる仕事かどうか、ネットで検索してみるといろいろな意見があります。
AIやクラウド会計の発達に伴って、だんだんと必要なくなってきている仕事の一つだという意見もあれば、不正会計をクラウド会計では防げない、税務調査をAIで乗り切れない、などなど、双方に様々な意見があります。
もう知っている人も多いと思いますが、オックスフォード大学でAIの研究をしている人が出した論文の中に、税理士の仕事も含まれていました。
引用元 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925
税務申告書代行者と簿記会計、監査の事務員とあります。これらは税理士そのものといっていい仕事です。
今後、税理士の仕事に限らずAIで行える仕事は、AIに置き換わっていくと思います。
実際、会計事務所で働いている方曰く、はっきり言って税理士はいなくも大丈夫、とおっしゃっていました。税理士は現在ソフトウェアに淘汰されてきていると…….。
ちなみに私は何年か前に知ったのですが、エストニアという国では税理士と会計士がいなくなったということを知りました。理由は電子政府ができたことで、政府が国民の銀行口座や納税に関する情報など様々なことを管理できるようになり、すべて電子サービスを使うようになったからです。興味がある人は検索してみてください。
私が通っている大学では、簿記会計に特に力を入れてきた大学です。そして今でも簿記会計教育に力を入れています。
私は高校の時、簿記を学んでいましたが、大学に入って疑問に思いました。
「これからソフトウェアを使えばできることを学ぶ必要あるのかな?」と…….
仕訳の練習をしたり、精算表や決算書を作ったりする必要があるのか疑問です。
今はソフトウェアを使えば必要な項目を入力するだけで、仕訳を自動でやってくれ、決算書まですべて自動で作ってくれます。もし教育で学ぶとしたら、ソフトウェアの使い方を学んだ方が実用的なのでは?と思いました。
就職する人にとっては、少なからず評価されると思うので、自分で好きで勉強している人や、とりあえずなんでもいいから資格を取りたいという人は取ればいいと思いますが、周りの人が、何の根拠もなく社会の変化も考えずに、とりあえずこの資格は取れ!と強いるようなことは良くないのではないかと思いました。
これから税理士という仕事がどうなっていくのかわからないという意見がネット上にはありますが、AIやソフトウェアの技術の向上、すでに税理士・会計士がいなくなっている国もあるのだということも考えると、私は今のところは、なくなっていくのではないか思っています。ですがステレオタイプにならないように、いろいろな視点から今後も考えていきたいと思います。